インタビュー本

以前はインタビュー本の類をよく読んだ。

様々な分野の何かに取り組んでいる人、何かを成し遂げた人にその生い立ちや動機、経緯をインタビューし、文章にしたものだ。

実践家の中には書くことが得意でない人も多く、また、何かに夢中に取り組んでいる最中には、立ち止まって自分史を書くこともないだろう。そういう意味ではこの類のインタビュー本の意義は大きい。

でもある時から、なぜかこのインタビュー本を読むのが嫌になってしまった。

三者が書くことで、どうしても実践者本人の熱量が伝わりきれていないし、実践を客観的に理論的に分析した文章も好まないようになった。

自分自身のそういう態度を反省しているのかもしれない。

他人の成功や失敗を外から分析する人ではなく、何かに夢中に取り組む実践者になりたいと思う。