2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧
たまに呼吸することを忘れる。 なんか腹が痛いなと思うと、呼吸を忘れている。 苦しいことすら忘れているようだ。
昔長く付き合った人に、誕生日にふられたことがある。 誕生日の数週間前から急に連絡が途絶え、そして誕生日に合わせて手紙が届いた。 もう会えないことがそこに書かれていた。 まるで夢を見ているみたいだった。 村上春樹の小説によく出てくる、主人公と親…
家具や調理器具、靴や洋服などなど、少し高くてもちゃんと手仕事が感じられて長く使える物がいい。そういう物たちに囲まれて暮らす生活は心が豊かだ。 一方で、心の底では満足してないんだけど、安いし何となくこの辺でいいかなと思って買った物は、そのうち…
妻と子どもが実家に遊びに行っているので、一人で過ごす久しぶりの週末。 外は朝からしとしとと雨が降り続いていて梅雨寒。 特にやることも無いから本や映画を借りてきて見たり料理をしたり、のんびり。今日駅のホームで彼女らを見送った時、昔離れて住んで…
タマネギをみじん切りして飴色になるまでフライパンで炒めている時にわりと無の境地に近づける。 しかもスパイスカレーかハンバーグのおまけつき。
最近休符が嬉しい。 話し相手も、昔はよく喋る人の方が、こちらとしても新しい情報が得られるから好ましかったが、最近ではほどよく休符を使って話す落ち着いた人の方が話しやすい。 マシンガンのように質問してくる人には閉口してしまう。 音楽もジャズ、そ…
なんだかんだで一日に一回はほぼ必ず本屋に行っている気がする。 いろんな本屋に行った中で、良い本屋かどうかというのが感覚的にわかるようになった。単なる個人的な好みだと思うが。 良い本屋かどうかは広さや蔵書数とは関係ない。 ポイントは自分が潜在的…
帰り道、子どもが今日も笑ってるかなと想像しながら足早になる。 ただ健康に育ってくれればいいと思う。 大きくなるにつれて、子どもに望むことが増えるのかなぁ。そうならないよう気をつけなきゃ。
カフェで何かスッキリしたアイスコーヒーをくださいと言ったら出てきたのがケニア。 アメリカンをさらに極限まで薄めてレモンを混ぜたような、飲んだ後にすっぱいような顔になるコーヒーだ。 でもクセになる味だ。
子どもが生まれるまではいつ死んでもいいと思ってた。 でも子どもを寝かしつけていて、明日も明後日もこの子の成長を見ていたいと思うようになった。
世間体と心中するくらいならやりたいことをやって野垂れ死んだ方がマシだ。 この先ここで働き続けて幸せになれると思わなかった。 カッコいい歳の取り方ができると思わなかった。 退職金を計算するようなせこい奴になりたくなかった。
幼い頃から、なんかずっと寂しかった気がする。特に夕暮れ時とか。 独身時代も日曜日の夜がたまらなく寂しかった。一人でいると寂しいから、銭湯とかガヤガヤする場所によく行った。 ファミレスで家族連れを見るのも辛かった。でも最近ふと気づくと全く寂し…
若い時は、あいつは学年は同じだけど一歳年下だとかどうだとか、どうでもいい下らないことで頭に血が昇って喧嘩した。 どうでもいいことだ。
先週末、緊急事態制限も解除されたことだし、とある観光地に遊びに行った。 多くの家族連れが幸せそうに休日を楽しんでいた。 いつもはイライラする人の多さも多少の渋滞も、コロナで閑散とした風景を見た後では、なぜだか全てが幸せに見えた。
特別大きな野望は無いが、日々それなりに楽しく生きていて幸せだ。