最悪な兄貴の「あったか~い」缶コーヒー

今週のお題「あったか~い」

2歳下の弟の結婚式で話された「あったか~い」兄貴(私)のエピソード。

小さい頃、冬に近所の公園の氷が張っている池の上で遊んでいたら、突然氷が割れて弟が落ちた。凍えるような寒い日だったので、足がびしょ濡れになって歩くのも辛そうだった。
私は、とっさに近くの自動販売機に走り、「あったか~い」缶コーヒーを買った。
そしてそれを弟の足に当てて暖をとり、ソリに乗せて家まで引っ張って帰った。

弟にとってはこれが兄貴の最初で最後の「あったか~い」エピソードだったのだろう。