遺書

疲れた。
肉体的なものか、精神的なものか、その両方か。
とにかく疲れた。

こんな時は雪で覆われてどこにも出かけられない、シーズンオフの北軽井沢や那須富良野辺りの旅人宿で、他に泊まり合わせている旅人もなく、宿主とも多くを語らず、ただただ部屋に閉じ籠って映画や小説を読みふけりたい。

腹が減ったら昼だけやってるレストランでランチをして、薪ストーブのあるカフェというか喫茶店で珈琲を飲みながらボーッとする。

あぁ疲れた。

死んだら白神の森の、海の見える場所に灰をまいて欲しい。